先日、オリーブの軽剪定を行いました。
剪定された中で4本は今年の新芽が成長したものと思われましたので、勿体ないため急遽挿し木に挑戦してみることにしました。
オリーブの挿し木
用意するもの
剪定したてのオリーブの枝
清潔なカップ
挿し木に使うビニールポット
※水はけを踏まえて鉢底ネット、バーミキュライト等もあるとベター
今回は鉢底ネットのみ使用
挿し木に使う用土(今回は鹿沼土)
割り箸
清潔なナイフ
剪定バサミ
発根促進剤(今回はルートン)
メネデール(個人的な推しです)

オリーブの挿し木の種類
①緑枝(りょくし)挿し
オリーブの成長の止まった6月~7月におこないます。
その年に成長した若い枝を利用します。
②休眠(きゅうみん)挿し
2月~3月、強剪定した立派な枝を利用します。
今回おこなうのは、①緑枝挿しです。挿し木初心者には②の休眠挿しから始めるほうがお勧めと言われる中、高難度の緑枝挿しにチャレンジすることになります。
成功率を上げたいので本当は挿し木本数を増やしたいのですが、挿し木のために枝を伐るのは気が引けますので条件に合った4本のみで頑張ります。
挿し木手順
1.剪定したオリーブの枝を5~10cmくらいに剪定バサミで調節し、さらにその切り口を清潔なナイフで斜めにカットします。葉は4~6枚残して、他の葉は全て剪定バサミで切り落とします。
※この状態を、以下「挿し穂」と記述します
2.挿し穂をすぐに水を入れた清潔なカップに浸けて切り口が乾かないように気を付けます。
私はメネデール入りの水に浸けました。
3.挿し木用の土の準備に取り掛かります。
ビニールポットに鉢底ネットを敷き、鹿沼土を充てんします。
4.充てんした鹿沼土を水で濡らします。
清潔第一!!ジョウロは使わず大きなビニールポットでしたら蛇口から直接水を染み込ませるくらいが最も清潔です。今回はビニールポットが小さいので、料理で使用している計量カップを使って水を染み込ませました。
5.割り箸1本を使って、4の濡らした鹿沼土の挿し穂を挿す箇所に穴を空けます。
6.挿し穂の斜めにカットした部分に発根促進剤ルートン粉末をまぶします。
ルートンの説明書によれば、2の水に浸けてある挿し穂の根元をそのままルートンの容器に突っ込んで良いそうなので驚きです。
7.先ほど空けた5の穴に、挿し穂を挿していきます。
8.挿し木中のポットは、直射日光が当たらない明るめの日陰に置きます。
土は乾かないように必ず毎日チェックします。
olive_cutting1 kanuma olive_cutting2
発芽まで1ヶ月、発根までは3ヶ月と言われています。発根の途中経過が気になる気持ちはよく分かりますが、気になって挿し穂を抜かないように耐えましょう!
無事に発根することを祈りつつ、日々観察しています。
挿し木手順の注意点
「挿し木」用の培養土を使う際は、「挿し芽」用の培養土を間違えないように注意しましょう。「挿し芽用」は肥料が含まれていますので、間違って使ってしまうと切り口を腐らせるリスクが高まります。 6の工程で「ルートンは持ってないけどメネデールなら持ってる」という方は、カット部分にメネデール塗布でもOKです。通常はルートンかメネデールどちらかでやります。
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